母との思い出

私は、子どものころに症状の重い腎臓病を患いました。
発症したのは、多分小学校3年生のころ。多分と言ったのは、病気がはっきり分かったのが、小学校5年の時だったからです。とにかく、身体がだるくて、自分のからだが鉄にでもなったかのように重いのです。

だから、母からのいいつけも手伝いも、気持ちはあっても身体が動かないのでできませんでした。
それを、怠けているように思っていた母に、いつも叱られていたのを覚えています。自分の身体をひきづるように生きていた私の病気が、学校の検診の要精密検査で発覚し、私はさまざまな制限をする暮らしを始めました。

そのときに、母が一番最初に私のための手に入れてくれたのが、『ローヤルゼリー』でした。
当時は(43年前)、まだ『ローヤルゼリー』は一般的ではなく、本当の特別のものだったと思います。

それでも、母はとにかくいいと聞いたものは試してくれました。
私のおぼろげな記憶ですが、ちいさな茶色のビンが10個で5万円。それを耳かきのようなスプーンでのんでいました。

2年ほどのみ続け、食事制限などとも合わせてですが、私は運動ができるまでに回復しました。

今では、そんな大きな病気をしたことなどすっかり忘れているほど元気です。私は、あのときの母の思い切りと『ローヤルゼリー』のおかげで今があると思っています。